豪経済調査予測 比経常赤字が拡大
[ 320字|2024.11.27|経済 (economy)|econoTREND ]
豪大手銀行系の経済調査機関ANZリサーチは25日、フィリピンの経常支赤は年末までに国内総生産(GDP)の2.9%に膨らむとの予測を発表した。赤字拡大でペソ安にさらに拍車がかかる可能性があると警告している。フィリピン中央銀行は、2024年末の経常赤字が68億ドル(対GDP比率1.5%)、25年末は55億ドル(同1.1%)にそれぞれとどまると予測していた。しかし、今年1~6月期の経常収支が71億ドルの赤字となり、対GDP比率も3.2%に上昇した。経常収支は貿易収支と貿易外収支、移転収支を合計したもので、比の貿易赤字は9月には50億9000万ドルと前年同月比43.4%増加し、過去20カ月で最高水準を記録した。(26日・ビジネスワールド)