パラワン石油天然ガス探査
[ 392字|2024.12.27|経済 (economy)|econoTREND ]
豪州と比合弁の石油・天然ガス開発企業、ニド・ペトロレアム・フィリピンはパラワン島北西沖にある天然資源鉱区(SC)54区における石油天然ガス探査事業に対して1840万ドルを投資する計画を明らかにした。同鉱区はマニラから南西460キロ、パラワン州エルニド町の最西端にある島から約31キロ離れた総面積4万3515ヘクタールの海域で、同社が2008年に探査事業を実施し計3か所の有望鉱脈を見つけていた。今回、環境天然資源省に提出された探査申請書面によると、同社はさらに2本の探査用掘削事業を実施する計画で、もし成功すれば鉱脈資源の湧出比率や湧出圧力、生産能力などを査定するための追加油井テストを実施する予定。比エネルギー計画によると、国内の原油備蓄能力を増強するために2040年末までに最低7か所の油田候補地、6カ所の天然ガス田候補地をそれぞれ探査することを目指している。(25日・スター)