上場建設企業は 下半期業績回復か
[ 420字|2024.10.3|経済 (economy)|econoTREND ]
証券会社グローバリンクス・セキュリティー&ストックスは、フィリピンでは今年下半期に経済成長とインフラ支出拡大、利下げにより上場建設企業の業績が回復すると分析している。6月の政府インフラ支出額が前年同月比17%増加しており下半期にかけても加速するとみられているほか、中銀が8月の政策金利引き下げに加えて、年内にさらに0.50%に利下げする可能性が高いことなどが要因。国内建設大手メガワイド・コンストラクションは4~6月期の純益が前年同期比30%減の2億5866万ペソに、総収入も同8.4%減の61億9000万ペソに下落。フィンマも同期の損益が2億5171万ペソの損失となり、前年同期の1861万ペソの損失額からさらに赤字幅が拡大するなど業績が悪化。一方で、建設大手EEIは、同期の損益が5977万ペソの純益と前年同期の2億5503万ペソの損失から黒字に回復し、総収入も41億4000万ペソと同6.7%増加している。(1日・ビジネスワールド)