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　アジア開発銀行（ＡＤＢ）の2023年次報告書によると、同行が融資した国・地域中フィリピンが84億ドルで最大だった。２番目はバングラデシュの65億8000万ドルで、インドネシア（53億5000万ドル）、インド（47億4000万ドル）と続いた。比への融資のうち、同行単独は45億1000万ドル、他国などとの協調融資が38億6000万ドル、技術協力支援が720万ドルだった。最大融資案件はミンダナオ地方ダバオ市での公共交通近代化事業で10億1000万ドル。ほかの大口案件は、バタアン～カビテ連絡橋建設第１期事業（６億5000万ドル）、競争力強化・包括的農業開発プログラム第２副次プログラム（５億ドル）、コロナ後ビジネス雇用回復プログラム第１副次プログラム（５億ドル）などだった。（４月30日・スター）