ニトリが比初進出 三越BGCに開店
[ 387字|2024.4.22|経済 (economy)|econoTREND ]
家具や家庭雑貨大手ニトリホールディングス(札幌市)は18日、フィリピン進出第1号店を首都圏タギッグ市にある日系高級百貨店の三越BGCにオープンした。パスクワル貿易産業相は、ニトリの比進出は小売自由化法改正以降で最初の外資系大手小売企業による比への進出になると歓迎した。小売自由化法では従来、外資系小売企業が比で100%出資して事業を行う際の最低払い込み資本金が250万ドル(約1億2500万ペソ)必要だったが、同法の改正により2500万ペソに引き下げられた。ニトリはマルコス大統領が2023年に日本を公式訪問した際に比への投資を約束していたが、貿易産業相によると14年から比進出を検討し、東京にある比貿易投資センターと協議を進めていたという。同相によると、ニトリの製造拠点は現在、日本と中国、ベトナムにあるが、比にも製造拠点を置くよう期待しているという。(21日・スター)