アボイティス持株会社純益2%減の235億ペソ
[ 453字|2024.3.7|経済 (economy)|econoTREND ]
アボイティス財閥の中核持株会社アボイティス・エクイティ・ベンチャーズ(AEV)は2023年決算報告を行い、連結純益が235億ペソと22年比で2%減少したことを明かにした。23年の純益のうちエネルギー部門による貢献分が全体の67%を占めた。子会社の決算でみると、エネルギー部門のアボイティスパワーの純益が173億ペソと22年比28%増加したのに対し、拡大商銀ユニオンバンクが45億ペソと同29%減少した。また、インフラ投資のアボイティス・インフラキャピタルの純益は24億ペソと同26%増加した。一方、連結対象のセメント会社、リパブリック・セメント&ビルディング・マテリアルズは7億8900万ペソの損失を計上しており、22年の損失額3億2300万ペソから赤字幅が拡大している。インフレ高進や政府インフラ事業の遅延などでセメント販売量が落ち込んだことが収益に影響した。ピルミコフーズなど食品3社はそれらの純益貢献分が13億ペソとなり、22年度の1400万ペソの損失から大幅に改善した。(5日・マニラブレティン)