MPTCとサンミゲル合併は国外事業が鍵
[ 360字|2024.2.28|経済 (economy)|econoTREND ]
年内の株式上場に向けて合併交渉を進めているメトロパシフィック・トールウエーズ(MPTC)とサンミゲルについて、MPTCが運営しているインドネシアの高速道運営事業の扱いが鍵を握っているとMPTCのシンソン社長が明らかにした。合併交渉は現在、両社の資産を評価している段階で、高速道資産ではほぼ同じという。しかし、MPICがインドネシアで運営する高速道資産は10億ドルと見積もられており、これを含めるかが大きな分岐点となっている。一方、MPICはインドネシアで大型高速道建設事業であるトランスジャワ事業(総延長700キロメートル)の競争入札に応札しており、同事業を受注した場合には、多額の資金が必要となる。そのためサンミゲルの高速部門との早期の合併を実現し、新規株式公開による資金調達を進めたい意向という。(26日・スター)