渋滞問題解決に統括責任者任命を
[ 320字|2024.2.1|経済 (economy)|econoTREND ]
首都圏が世界の387都市の中でも最も深刻な渋滞状況だと発表されたことについて、フィリピン経営者協会(MAP)は29日、「トラフィック・ツァー」(渋滞問題統括責任者)を任命すべきと政府に勧告した。MAPによる同様の勧告は2015年にも出されている。MAPはまた、首都圏の交通渋滞を緩和するために、私用車両に対する渋滞税の導入や公共交通機関におけるピーク時とオフ時での運賃格差導入、首都圏からニュークラークシティーへの政府機関の移転などを進めるべきとも呼び掛けた。さらにMAPは、学校や商業施設周辺での車両の乗り合い義務付けや主要道路での左折・転回の禁止、渋滞地点を解消するための緊急対応班の結成なども勧告している。(30日・マニラタイムズ)