タイ製石膏ボードのダンピング調査開始
[ 303字|2023.12.13|経済 (economy)|econoTREND ]
貿易産業省は、タイ産石膏ボードのダンピングに関する調査を開始すると明らかにした。決定は11月29日付。ドイツに拠点を持つ建設資材グループの比子会社クナウフ・ジプサム・フィリピン(KGPI)が調査要請を出していた。タイから輸入されている石膏ボードが2019年から比市場で不当な安値で販売されており、特に2022年1~12月における価格差でKGPIの販売利益が大きく損なわれたと訴えている。報告書によると、2022年のタイ製石膏ボードの輸入量は3万422トン。23年1~5月期には1万5774トンが輸入されており、全輸入量の66.15%を占めている。KGPIは唯一の比産石膏ボードメーカー。(10日・スター)