比の23年成長率は5.6%に 世界銀行が上方修正
[ 292字|2023.4.3|経済 (economy)|econoTREND ]
世界銀行はフィリピンの2023年通年の国内総生産(GDP)伸び率予測を従来の5.4%から5.6%に引き上げた
世界銀行はこのほど、フィリピンの2023年通年の国内総生産(GDP)伸び率予測を従来の5.4%から5.6%に引き上げた。しかし、22年通年の成長率7.6%からは伸び率が大幅に縮小し、比政府の閣僚級開発予算調整委員会が定めている23年成長率目標の6~7%も下回る見通し。同行のアナリストによると、比の23年経済成長率は相変わらず国内需要が旺盛で外資制限緩和政策により外国投資なども拡大すると予想されるものの、物価高騰が足かせになると分析している。同行によると、比も含まれる東アジア・太平洋地域における23年の平均成長率予測は5.1%と前年の3.5%から改善する見込み。(1日・スター)