ニッケル課税は業界つぶすと警告
[ 279字|2023.2.2|経済 (economy)|econoTREND ]
比政府がニッケル鉱石の輸出を規制するため輸出税の新設を計画していることについて、業界団体「フィリピンニッケル産業組合」のダンテ・ブラボ会頭は「実施されれば国内のニッケル鉱山を閉鎖に追い込むことになる」と警告した。同会頭は、下院議会における当初のニッケル鉱石への課税案では輸出税の税率が10%だったとし、そのような高率の税金が課されれば、多くの業者は耐えられないとしている。フィリピンはニッケル鉱石の出荷量が世界2位で34社が操業しているが、精錬工場は2カ所だけで、多くの企業はニッケル鉱石をそのまま中国や日本に輸出している。(1月31日・ビジネスワールド)