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　肥料の国際市場価格が高騰している問題で、ダール農務相は安価な肥料購入に向け中国政府と２国間貿易交渉を行っていることを明らかにした。同省によると、化学肥料などの国際価格は３月現在、１トン当たり1000ドル近くまで高騰していることから、比政府は中国から１トン当たり500ドルの価格設定で肥料を購入できるよう交渉を進める意向という。肥料殺虫剤庁（ＦＰＡ）の最新データによると、１袋50キロ入りの溶解尿素の平均価格が３月21～25日時点で2691ペソほどと昨年同時期の1097ペソから２倍以上も上昇している。国際肥料価格の高騰を受けてダール農務相は昨年11月、中国の他に、インドネシアやマレーシア、イランなどの肥料生産国と格安の肥料購入契約を結ぶために２国間交渉する可能性について表明していた。（３月31日・スター）