カビテ州バージ式貨物取扱港を増強 ICTSI
[ 397字|2022.1.27|経済 (economy)|econoTREND ]
国内貨物取扱業者大手のインターナショナル・コンテナターミナル・サービシーズ(ICTSI)は国内のサプライチェーンを維持し経済回復を支援するためカビテ州タンサ町で開発中のバージ式貨物取扱港施設のカビテ・ゲートウェー・ターミナル(CGT)の増強に取り組んでいる。同社は6ヘクタールの敷地内にバージ施設の他に貨物取扱機材などを追加で搬入しており、現在の貨物取扱能力は年間11万5000TEUまで拡充している。また、首都圏開発庁(ММDA)が最近、パサイ市のロハス大通りの一部区間を工事のため閉鎖しており、マニラ港で荷下しした貨物をカビテやラグナなど首都圏南郊州へ輸送するトラックの走行が制限されているほか、軽量高架鉄道(LRT)1号線のカビテ州への南方延伸事業工事もあり、マニラ港からの貨物輸送に大きな影響が出ていることから、CGTへの需要が高まるチャンスとみられている。(26日・マニラタイムズ)