フェニックス石油 2.1億ペソの損失
[ 312字|2020.6.4|経済 (economy)|econoTREND ]
ドゥテルテ大統領に近い実業家デニス・ウイ氏が経営する石油元売り中堅のフェニックス・ペトロレウム・フィリピンズは1〜3月期の損益が2億1500万ペソの損失だったと発表した。世界的な原油価格の下落と防疫強化措置の導入に伴う移動制限で石油製品需要が冷え込んだことが要因。前年同期の4億1500万ペソの純益から大幅に悪化した。ガソリンや軽油などの販売は不振だったが、防疫強化措置により調理用などの液化石油ガス(LPG)への需要は拡大、販売量が前年同期比39%増加した。同社はミンダナオとビサヤ地方を重点的に展開していたが、最近はルソン地方でも支店網を増やしており、3月末時点で全国に660店舗を開業している。(2日・スター電子版)