マリキナ川ダム建設などに世銀融資へ
[ 306字|2020.2.12|経済 (economy)|econoTREND ]
世界銀行はこのほど、マリキナ川ダム建設を含むパシッグ—マリキナ川洪水制御事業に対し、2020年から4億ドルの融資を開始することを明らかにした。比政府も3500万ドルを支出し、公共事業道路省が6年半かけて実施する。多目的ダム自体は高さ81メートル、長さ350メートルで、マリキナ断層などに近いことから耐震設計も施される。2009年に首都圏を直撃した台風オンドイではマリキナ川が氾濫するなどし、住民約700人が死亡している。2019年度の世界リスク指標報告書によると、比は国民の74%が自然災害に被災する可能性があり、世界でも3番目に自然災害が頻発する国・地域としてランク付けされている。(10日・インクワイアラー)