econoTREND
[ 304字|2001.7.10|社会 (society)|econoTREND ]
□日本がスービック・クラーク高速道事業に融資
中部ルソンの特別経済区を結び、地域の効率的な物流と統合開発を促進するためのスービック・クラーク高速道建設事業(総事業費4億2,500万ドル)に国際協力銀行(JBIC)が日本の特別円借款で融資することが大枠で決定した。JBIC側は総事業費の85%を融資するが、金利は年1%で、最初10年を返済猶予した40年満期となっている。しかし、同高速道(総延長92キロメートル)の予定地不動産の買収費用として、比政府側も総事業費の15%を分担することが融資条件になっている。財政赤字削減に取り組んでいる政府は、分担金の財源確保に難航しており、JBICと基地転用開発庁(BCDA)との間で正式な融資協定はまだ結ばれていない。