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[ 297字|2001.6.12|社会 (society)|econoTREND ]
□日系企業が比で新型蒸気発電の製造へ
日本でボイラーを開発・製造しているバブコック・日立(本社・東京都港区)は、排熱回収ボイラー(HRSG)を製造するプラント工場の一部をフィリピンに移管する。同社は比国内での合弁事業として1989年からボイラーや熱交換機などを製造しているが、今回のHRSGプラントは、比国内では初めての製造ライン。投資委員会(BOI)もすでに同社のパイオニア事業申請を承認している。HRSGは熱エネルギーを利用する蒸気タービン用の発電機で、蒸気・ガスタービン併用の発電施設での発電効率を上げるために使用される。今年12月には生産を開始する予定。年産1万3,500トンが目標。製品は米国やインド、台湾などに輸出する。