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[ 250字|2000.10.24|社会 (society)|econoTREND ]
□化学肥料公社が越への輸出減で経営悪化か
民営化が予定されている化学肥料公社はこのほど、「民営化は経営好転にはつながらない」との見方を示した。最大の輸出市場、ベトナムで化学肥料製造工場が建設されることになり、同国への輸出が大幅に落ち込むと予測されるため。同公社は、レイテ州イサベル町に最新設備を備えた東南アジア最大級の化学肥料製造工場を有している。年間の生産量は100万トン。うち、7割を他の東南アジア諸国へ輸出し、中でもベトナムへの輸出量は総生産量の4割に達している。政府は、保有する同公社の株式を売却するため、今月24日に入札を実施する。