農務省は今後3年間で動物ワクチン開発事業に1億5100万ペソを計上する計画を明らかにした。同省は8日、国内の家畜産業を直撃しているアフリカ豚熱や鳥インフルエンザ、近隣諸国で猛威を振るう手足口病などの家畜への感染症を抑えるワクチンを比国内で開発するためにヌエバエシハ州にある越境動物疾病センター内にワクチン開発施設を発足させたばかりだが、今後、同施設内にバイオセーフティレベル3実験室も建設する。これらの感染症に対するワクチンは海外からも入手可能だが、農務省では比国内の固有環境で開発されたワクチンの方がより効果的だとして、国内でのワクチン開発に注力する。越境動物疾病センターは農務省家畜産業局と中部ルソン国立大学が提携して設立した研究所。(10日・マニラタイムズ)
動物ワクチン開発 農務省が予算計上
2025/4/11
経済