ハラール認証制度を運用するマレーシア政府のイスラム開発庁(JAKIM)がフィリピンでの認証制度構築に向けた検討を始めている。同庁の代表者と面談したロケ貿易産業大臣が自身のフェイスブックに投稿して明らかにした。全国イスラム教徒委員会によると、比国内には政府認定を受けたハラール認証機関がすでに12団体あるものの、国際標準を遵守しているJAKIMが比に進出することで国内の食品や医薬品、化粧品などの業者でマレーシア向けやその他の海外向けにハラール製品を輸出する際に、国際基準認証や市場開拓が促進される可能性が拡がるとして期待されている。2028年までのフィリピン・ハラール産業開発戦略計画を昨年に打ち上げた貿易産業省はJAKIMに対して、2025年中に比での認証制度を確立させることを促している。(8日・マニラブレティン)
ハラール認証比で制度確立か
2025/4/10
経済