ダバオに拠点を持つ実業家、デニス・ウイ氏が経営する旅客フェリーや貨物船の運航などを手掛けるロジスティックス部門持株会社、チェルシー・ロジスティックス&インフラストラクチャー・ホールディングスは2024年度決算報告を行い、純益が1億7700万ペソと7年ぶりに黒字決算にこぎ着けたことを明らかにした。2023年決算は11億4000万ペソの損失だった。昨年の純益は2017年に記録した純益より24%拡大している。24年の売上は前年比14%増の80億ペソで、コロナ禍前水準を超えた。24年の旅客フェリー事業の売上が前年比20%増加したほか、貨物輸送事業も同9%増加したことが収益を押し上げた。比港湾庁によると、昨年のフェリー旅客数は全国で延べ7874万人に達しており、前年比で7%増加した。各フェリーターミナルの拡張事業などが完工し、フェリー旅客収容数が増加したことが要因とみられている。(9日・スター)
チェルシーL 7年ぶり黒字
2025/4/11
経済