スナック・即席めんメーカー比最大手のモンデニッシンは2025年にビスケット製造工場の新設などに75億ペソを資本支出すると明らかにした。同社は「スカイフレークス」などのビスケット商品で知られるが、アジア太平洋地域におけるビスケット市場での競争が激化しており、昨年のビスケット市場における同社の市場占有率が28.5%と23年の29.2%から縮小している。昨年の同社のビスケット生産量自体は前年比9%増と拡大しているものの競合他社の生産の伸び率がさらに上回っている。同社は現在、「ラッキーミー」ブランドなどの即席めんの製造工場をダバオで操業しているが、この工場敷地内にビスケット工場を新設する。モンデニッシンは昨年の損益が16億5000万ペソの純益となり、23年の6億9800万ペソの損失から業績が回復。国内の即席めん市場での市場占有率は68.7%で前年比1.4ポイント上昇した。(3月31日・インクワイアラ―)
モンデニッシン25年に75億ペソ支出
2025/4/1
経済