ケソン市からパラニャーケ市まで首都圏を南北に縦断する軽量高架鉄道(LRT)1号線の運賃引き上げ申請を運輸省が2月18日に承認し、4月2日から新料金体系が適用されることに関し、複数の市民団体が3月31日、マルコス大統領に対し、運賃引き上げを凍結するよう求める要望書を提出した。運輸省が承認した同鉄道の運賃引き上げ幅は5~10ペソで、最短区間が20ペソ、最長区間が55ペソにそれぞれ引き上げられる。要望書を提出したのはジプニー運行業者組合のPISTONやバヤン、公共交通利用者団体PARAや学生・青年団体のアナックバヤンなど。要望書では同鉄道の運賃値上により学生や労働者らが中心の約50万人の利用者に対する財政的負担がさらに増えるとして反対している。政府は2016年、18年、20年と過去3回にわたり運賃引き上げ申請を拒否してきた。(3月31日・スター)
LRT1運賃値上げ 大統領に凍結直訴
2025/4/2
経済