運輸省は16日に発表した声明で、軽量高架鉄道(LRT)1号線と首都圏鉄道(MRT)3号線、およびMRT7号線が乗り入れる共通駅の建設事業について、BFコーポレーションとフォアサイト・ディベロップメント&サーベイング・カンパニーの企業連合体との間で結んでいた建設請負契約を正式に破棄したと明らかにした。同企業連合体は2019年に同建設事業を受注したが、コロナ禍の影響で建設工事が進まず、最近まで大きな進捗が見られなかった。高架鉄道3路線のターミナル駅を統合させる共通駅建設事業構想は2009年に初めて提案されたが、近くで大規模商業施設を運営する財閥企業や関係企業などの間での建設場所を巡る提案が何度も修正されるなどして暗礁に乗り上げてきた。ディゾン運輸相は新政府調達法や官民連携法などに基づき共通駅建設事業は別の企業に発注することですぐに施行することが可能との見方を示している。(16日・スター)
高架鉄道共通駅事業 運輸省が契約破棄
2025/5/19
経済