フィリピン中央銀行は16日、2023年6月から首都圏のモール施設を中心に稼働させてきた硬貨回収機を6月17日から一時的に使用を中断すると発表した。これまでの2年間の回収機の利用に関する評価を行い、硬貨の再循環に向けたシステムに改良するのが目的だとしている。今年3月末までのコイン回収機を通じた硬貨の回収額は13億7000万ペソに達している。中銀は硬貨が家庭などで死蔵されずに、効率的に市場に再び出回るようにするために硬貨回収機を使って利用者から硬貨を回収し、デジタルクレジットや紙幣などと交換するプログラムを続けてきた。これまでは首都圏で実施してきたが、今後、さらに25台の硬貨回収機を投入して、セブやダバオ、バギオなどの主要都市でも硬貨回収を強化する計画を明らかにしていた。(17日・スター)
硬貨回収機の稼働 一時中止し評価へ
2025/5/19
経済