脱NPAに現金支給
[ 330字|2015.12.28|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方ブキドノン州で活動しているフィリピン共産党の軍事組織、新人民軍(NPA)を離脱した元ゲリラが、クリスマスのプレゼントとして政府軍から現金を贈られた。プレゼントは1人6万5千ペソと高額。
現金を贈った陸軍大尉によると、NPAの元構成員約20人を集めて離脱式を実施。その後、元ゲリラ側がこれまで使用していたAK47など銃器を政府軍に引き渡し、代わりにクリスマス・プレゼントとして現金が渡されたという。
プレゼントされた現金総額は117万ペソ。政府軍は元ゲリラ兵士に仕事を紹介するなど今後の生活の面倒もみるという。元ゲリラ兵士の1人は「やめる決断をしてよかった。政府の支援で家族といっしょに幸せに暮らす」と話した。 (22日・ブレティン)