大地震に弱い建物
[ 315字|2015.5.18|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
中部ビサヤ地域セブ市の災害対策本部はこのほど、大地震に備えて市内の老朽化した建物について耐震度調査を行い、ビル32棟を「大地震で壊れやすい建築物」に指定した。
市災害対策本部は、セブ市を震源としたマグニチュード(M)7クラスの地震が起きた場合、市民5万人の生活に大きな影響が出ると想定、建築技術者らが3週間かけて大通りなどに面した大規模な建築物の耐震調査を実施。その結果、1992年以前に建設された老朽化したテナントビルやショッピングセンターなどの大型建築物32棟について危険と判断した。
対策本部はこれらのビルの所有者に対し、早急な耐震工事のほか、取り壊して新たな建物に建て直すよう勧告している。(12日・ブレティン)