違法伐採をゼロに
[ 323字|2015.5.18|経済 (economy)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方北東部の南北スリガオ州は違法伐採のホットスポットとされており、環境天然資源省の出先事務所は年末までに「違法伐採ゼロ」の実現を目指して取り締まりに力を入れることになった。
違法伐採は巨木の丸太を保護林から無許可で切り出し、届け出も受けていない製材工場で片っ端から板にして出荷するという手慣れた手口。同事務所によると、2011年には210万2千平方フィートもの違法伐採が横行していたが、14年には157万5千平方フィートまで減少、年々取り締まりの効果が出ているという。
ただ違法伐採は組織的に行われており、取り締まり部隊が出動しても逃げ足が速く、年内の「ゼロ達成」はハードルの高い目標になりそうだという。(12日・ブレティン)