モグリの人材派遣業
[ 330字|2015.1.19|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方のダバオ市にある労働雇用庁の地方事務所では、個人宅に差し向けるヘルパーや、外国で住み込み労働者として働く人材を募集・派遣する人材派遣業者の取り締まりを強化している。
きっかけは、ダバオ市で1月初めに4歳の男児のベビーシッターをしていたジュリタ・クイロイ容疑者が男児を連れて姿を消した「誘拐事件」が起きたことからだった。同容疑者はダバオ市にある人材派遣業者が個人の家庭に紹介したもので、ダバオ警察の捜査で同容疑者は11日に逮捕され、男児も無事に親元に戻った。しかし、市に届け出をせずにモグリで人材派遣業を営み、正式な手続きを踏まずに外国に仕事を紹介して手数料を稼ぐケースがあり、事件に発展することもあるという。(14日・ビジネスワールド)