ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 320字|2010.12.6|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ADBが水対策を支援
急激な人口増から給水問題と水汚染に悩まされているダバオとセブ両市に、アジア開発銀行(ADB)が200万ドルを融資する。両市について、ADB東南アジア局の水問題の専門家、クラブレン氏は、「2015年までに水問題が危機的な状況に陥るだろう」と予測している。
両市では地下水の過度のくみ上げから地盤沈下の恐れが指摘されている。また、貯水施設での塩害や、生活排水や廃棄物による水汚染も深刻。
フランス及び比政府も各20万ドルを出資する支援計画では、給水施設及び設備の拡充や、廃棄物処理などが盛り込まれている。クラブレン氏は、22年までに水道の普及率を人口比80%まで、下水道を同50%まで拡充することが目標としている。(1日・ブレティン)