ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2010.5.17|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
22時間待って投票
10日実施の統一選では投票用紙自動読み取り機の不具合をはじめ、さまざまなハプニングにより投票所に長蛇の列ができた。その中、セブ州サンフェルナンド市のバサク小学校に設けられた投票所では、最後の投票が開始から実に22時間後に終了していたことが分かった。
長時間投票の発端は当日未明、同投票所向けの投票用紙を運んでいたトラックがパンク事故を起こし、立ち往生したこと。この結果、投票開始が大幅に遅れ、炎天下、列に並んでいた有権者の多くは投票をあきらめて帰宅する者も出た。
しかし、どうしても1票を投じたいとする有権者が粘り強く待ち続け、最後の男性有権者が投票を終えたのは開始から22時間後の11日午前5時だった。(12日・ブレティン)