ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 326字|2010.3.22|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
報道関係者を撲殺
フィリピンの政治的殺人など人権侵害問題を厳しく指摘した米国務省の「2009年版人権報告」が関心を集めている中、ジェネラルサントス市でこのほど、地元ラジオ局でコメンテーターなどを務める男性が、何者かに同局内で
撲殺される事件が起きた。
殺されたのはチト・アブゾさん。14日、同局職員が出社したところ、局内の一室でアブゾさんが頭などから血を流し、既に死んでいるのを見つけ、警察に届けた。
調べによると、アブゾさんは担当するラジオ番組で地元政治家らを厳しく批評することで知られていた。
地元警察はアブゾさんの番組内での発言内容を精査するとともに、個人的な恨みによる犯行の可能性もあるとし、両面で捜査を進めている。(15日・ビジネスワールド)