ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 331字|2010.1.18|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
「一騎打ちを制する」
地方都市の政治支配をめぐる争いの中で、全国的に注目されるのがダバオ市長選だ。豪腕政治家として知られるドゥテルテ現市長は3期目(計9年)で、次期市長選には娘のサラ現同市副市長を擁立、自らは副市長選に立候補し、市政支配継続を狙っている。
そこに今、娘の当選に赤信号がともりかねない大物政治家が立ちはだかっている。長年の政敵とされるノグラレス下院議長でサラさんの対抗馬として市長選に出馬、同市での「ドゥテルテ独裁終焉(しゅうえん)」を訴えている。
これに対し、地元テレビ局の番組に出演した同市長は10日、開口一番、「私が副市長に当選しても、市長がノグラレス議長なら、当選を放棄する」と宣言、父娘当選実現へ向けた、並々ならぬ意欲を示した。(11日・サンスター)