ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 329字|2009.8.31|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ダバオに平和な村誕生
ダバオ市内を流れるダバオ川とマア通りに挟まれるシティオ10A地区が、「荒れ地から清潔で平和な村」に変身したとして注目されている。
同地区に住民が住み始めたのは2004年10月。面積5ヘクタールの同地区は元々、国立銀行のランドバンク・オブ・フィリピンズの所有地。
違法占拠状態で住み始めた住民たちは、伸び放題の雑草を刈り取って整地、さらに汚れたダバオ川の浄化にも乗り出した。これに加えて住民連合組織を結成、住民自らの手による暴力のない、子どもたちを安全に育てられる「平和村」の建設を進めてきた。
こうした地道な努力が実を結び、国立銀行は同地区を将来、住民に譲り渡すことも視野に、住民連合との話し合いに応じる方針という。(23日・インクワイアラー)