ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 312字|2009.8.31|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
メッカ巡礼で医療班派遣
イスラム教の「ラマダン(断食月)」が続く中、同教徒の多く住むスルー、南ラナオ両州はこのほど、イスラム教徒の「聖地(メッカ)巡礼」に合わせ、現地で巡礼者を治療する医療班を派遣することを決めた。
イスラム教徒には礼拝、断食、喜捨など5つの義務があり、最後の義務が経済的余裕のある教徒に課せられる「メッカ巡礼」。
今年は12月がメッカ巡礼月に当たり、それに合わせて両州からもイスラム教徒たちがメッカ入りする。
巡礼者の中には高齢者もおり、問題となるのが、巡礼中に体調を悪化させる同教徒の治療。今年は新型インフルエンザ感染の恐れもあり、両州は医師、看護婦らで構成する医療班を送り込むことを決めた。(25日・ブレティン)