ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2009.8.31|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
大地割れ現場が名所に
西ネグロス州中北部のカンラオン火山(2465メートル)の山ろく近くで起きた大規模地割れ現場が、名所になっている。直径5キロ、面積700ヘクタールにも及ぶこの大地割れが起きたのはモーゼス・パディリャ町。その中には大きな水たまりがいくつもできているほか、今も地滑りなどで日々広がっている。
近くにカンラオン火山があることから、こうした情報を知った登山者や周辺住民たちが「自然の驚異」を一目見ようとやって来るという。大地割れ人気に拍車を掛けているのが、発生をめぐる迷信の数々。現場近くで遊んでいた若者たちに罵詈(ばり)雑言を浴びせられた老女が激怒、大雨を降らせ、大地を揺るがせ地割れを起こしたというのが代表的だ。(25日・サンスター)