ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 304字|2009.8.31|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
動物園敷地で対立激化
セブ州政府とセブ市が、セブ市動物園の敷地所有権問題をめぐり、対立を激化させている。
発端は、セブ市と同動物園(面積7万ヘクタール)による同園開発計画合意が明らかになったこと。これを知った州政府は最近、オスメーニャ同市長に書簡を送り、その中で「比ボーイスカウト連盟セブ支部に隣接する動物園敷地は州政府の所有地」と主張した上で、同市と動物園に強く抗議した。
その背景にあるのが、ガルシア同州知事の掲げる公約。知事は同敷地内に、人権擁護に向けた「女性センター」の建設を掲げて、当選を果たしたからだ。知事側は抗議書簡で「セブ市には同敷地利用に関し、いかなる権限もない」と厳しく断じた。(25日・ブレティン)