ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 330字|2009.8.10|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
コーリーの贈り物守れ
豪腕政治家として知られるドゥテルテ・ダバオ市長は2日、地元テレビ番組に出演、死去したコラソン・アキノ元大統領について、「混乱状態にあったわが国に平和と民主主義を回復してくれた」とたたえた上で、「その貴重な贈り物が今、(下院与党による)改憲工作で奪われる危機に直面している」と主張した。
続けて、ドゥテルテ市長は「国民が自らの意思で大統領を選べる権利を奪われてはならない」と指摘、さらに「国民はコーリー(元大統領の愛称)がくれた贈り物を守らねばならない」と呼び掛けた。
ドゥテルテ市長は下院与党とアロヨ政権が画策中の改憲の動きに強く反発、改憲が実現すれば、大統領直接選挙の道が閉ざされ、首相が議会で選ばれることになると警告している。(3日・サンスター)