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　ミンダナオ地方ダバオ市で７月26日、70歳の元判事、エラスト・サルセドさんがオートバイに乗った男性２人組から銃撃を受け、殺害された。地元警察は現職当時の裁判に絡んだ犯行とみて、遺族らから事情を聴いている。

　調べによると、サルセドさんは同日午後、ダバオ市内の闘鶏場を出た直後、近づいたオートバイの２人組のうち１人からいきなり、銃撃された。サルセドさんは顔と胸などを撃たれ、病院に運ばれたが、間もなく死亡した。現場からは45口径拳銃の空薬きょうが見つかった。

　遺族の話によると、サルセドさんに脅迫が続いていたほか、最近、所有車が男性の乗ったオートバイに妨害されるなどの騒ぎもあったという。警察が脅迫内容を調べている。（28日・サンスター）