ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 308字|2009.4.6|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
大型造船所の建設開始
ミンダナオ地方で最大規模となる新造船所の建設着工式典がこのほど、南コタバト州南部のマアシムで行われた。
建設するのは地元企業のジェンサン・シップヤード・マシーン・ワークス社で、総工費は二億五千万ペソに上る。年内の完成、使用開始の予定で、一万トン級船舶の建造が可能になるという。造船所が完成すると、地元民向けを中心に七百人分の新規雇用機会が生まれ、地域振興にも一役買うことになる。
一方、マアシムは、比とブルネイ、マレーシア、インドネシアで構成する東南アジア諸国連合(ASEAN)の「東部成長地域(EAGA)」の最前線にあるため、今回の造船所建設が域内活性化につながると期待されている。(30日・ブレティン)