ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 315字|2009.2.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
拉致事件は狂言?
セブ市内でこのほど、新興のキリスト教会に所属している牧師が「妻を拉致された」と地元警察に被害を届けた。
それによると、牧師は九日夜、妻をオートバイの後ろに乗せ、同市ラバンゴンの通りを走っていたところ、車に行く手を阻まれ、妻を拉致されたという。
地元警察が拉致現場を中心に、目撃情報収集などの捜査に乗り出した。ところが、事件発生時間帯の同通りは車や人の行き交いが多いにもかかわらず、「拉致を目撃」や「悲鳴を聞いた」などの証言が全く得られなかった。
その間、教会内で信者獲得をめぐるもめ事などが明るみに出てきた。このため警察は拉致が「狂言」の可能性もあるとして、牧師にあらためて事情を聴いている。(12日・サンスター)