ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 302字|2009.2.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
経済危機で転校?
米国を震源とした世界同時不況の大波はフィリピンにも確実に及び、子供の教育現場にも影響が出る懸念が高まっている。
教育省の中部ビサヤ支所は、不況が家計を襲い、教育支出が困難となり、その結果、授業料の高い私立校から公立校への転入生が増加すると予想している。
ボルゴニア同所長は「六月の新学期に予想される転入生増に備える必要がある」との考えを示すとともに、各公立校に対し生徒数増に向けて、教室の効率的な使用および増設準備を進めるよう指示した。
同所長はさらに、「(親の失業などによって)中には(授業料が払えず)退学を余儀なくされる生徒も出る恐れもある」との懸念も明らかにした。(9日・サンスター)