ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 327字|2008.12.29|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
経済危機には降参
大みそかには一年の最後を飾る爆竹が各地で大音響をとどろかす。しかし、この年末の風物詩も世界経済危機の大嵐を前に勢いを失いそうだ。
サンボアンガ市内の爆竹・花火業者によると、爆竹などの売り上げが大きく落ち込んでいる。その一人、バンガヤンさんは「出だしが昨年より鈍い。この調子だと今年の売り上げは四〇︱五〇%も落ちるだろう」と肩を落とす。
経済危機に加え、逆風になっているのが材料費およびその輸送費の高騰で、爆竹、花火の価格が上がっていること。「ダブルパンチを食らったようなもの」とバンガヤンさん。それでもバンガヤンさんは安全が第一と、顧客に対し「証明書のある爆竹、花火を購入してほしい」とアドバイスを怠らない。(22日・サンスター)