ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 310字|2008.12.15|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
初代議長がメッカ巡礼
モロ民族解放戦線(MNLF)のミスアリ初代議長が今、年一度のメッカ巡礼のためサウジアラビアに滞在しており、巡礼後にはイスラム諸国会議機構(OIC)のイフサンオウル事務局長らと会い、暗礁に乗り上げているミンダナオ和平交渉問題で意見交換するという。
初代議長のメッカ巡礼について、政府側交渉団長のセギス外務次官は「OICおよびサウジアラビア政府当局者との意見交換を通じ、事態打開へ新たな方策が見つかるよう期待したい」と述べた。さらに「OICとMNLFの協力で和平実現へ事態打開を望む」とも強調した。
初代議長は今回、ムスリム世界連盟の招待で六日にメッカ入りし、MNLF幹部十人も同行している。(9日・ブレティン)