ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2008.12.15|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ろうそくともして勉強
セブ州ラプラプ市の公立バンカル高校が電気料金を払えずに電気を止められ、このため生徒たちが夜間授業をろうそくやケロシンランプをともしながら行っていることが分かった。同市が公立学校の電気代を支払うとしているが、電気代は今も届いていない。
バンカル高校は生徒一人当たり十ペソを電気代として徴収し、急場をしのごうとしているが、未払い電気代は四万九千九百七ペソにも達し、電力会社はついに十一月二十四日、同校への電気供給を中止した。
ラプラプ市はこの事態に慌て、「未払い電気代を払う」としているが、振り出したとされる小切手が同校に届く気配は全くない。生徒たちは今しばらく、ろうそくの明かりの下で勉強を余儀なくされそうだ。(9日・サンスター)