1万人が性の奴隷に
[ 325字|2008.3.31|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
セブ州議会はこのほど、バランガイ(最小行政区)役員たちに人身売買追放運動で協力を求める決議を採択した。役員たちはバランガイに出入りする非居住者を見張り、不審人物については当局に通報しているが、この制度が人身売買業者の監視に役立つためだという。同決議は、海外に出た比人約七百四十一万人のうち、人身売買の犠牲者は百六十二万人に上ると指摘した。マアンボン州会議員よると、セブ州内の若い女性約一万人が人身売買で「セックス奴隷」にされているという。
マニラ首都圏に集団で出稼ぎに行く人たちは後を絶たないが、治安当局は特に「ウェートレス」名目の就職に警戒の目を光らせている。多くの場合、GROという名の性産業労働者になるからだという。(27日・ブレティン)