ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 325字|2008.3.24|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
共産党に初のアンパロ
サマール州でこのほど、比共産党のシソン最高指導者と左派系のオカンポ下院議員らを対象として救済令状を請求する訴えが出された。
今年十月二十四日、同州バセイ町で女性のバランガイ議長が誘拐されたが、息子がバセイ地裁にアンパロを請求した。比共産党の大衆組織、民族民主戦線(NDF)東ビサヤ支部が昨年十一月、被害者を「政府のスパイ」と非難する声明を出したのが主要な根拠になっている。これを聞いて喜んだのは誘拐当時、同町担当から更迭された陸軍第六二大隊長のポンセ中佐で、「救済令状の請求はこれまで国軍に対してだったが、これからは共産勢力にも適用されるだろう」と語った。被害者の息子に法手続きをするよう励ましたことも認めた。 (19日・インクワイアラー)