ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 312字|2007.3.5|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ヘリも動員の激戦
ダバオ市南方の森林地帯で国軍部隊と比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)が二月二十八日、一日に及ぶ激戦を演じ、国軍兵士二人が死亡、三人が負傷した。
国軍によると、同日午前八時二十分ごろ、NPAが同市トリル地区に現れ、革命税を徴収しているという情報があった。第七三歩兵大隊所属の中隊が現場に向かう途中、不利な地形の場所で奇襲を受けたという。このため国軍は攻撃用ヘリMG520二機を動員、空陸から反撃したため、NPA側は退却した。
現場は南ダバオ州サンタクルス町、北コタバト州、ダバオ市の境界となる森林地帯。ボアク第十師団長は、戦闘が激化すれば、さらに航空戦力の出動を求めることになると語った。
(1日・サンスター電子版)