ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 316字|2007.2.5|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ダバオ市政は世襲?
ダバオの大立者、ロドリゴ・ドゥテルテ市長が五月の統一選で自分が再選を狙い、副市長に娘のサラさんを立候補させる動きが具体化している。ノグラレス下院与党院内総務=ダバオ市=は「決めるのは有権者だから結構な話」と支持を表明。ラビニャ市会議員は「伝統的に、政党よりも有力家族が地方自治体を運営してきた。スペイン植民地時代の前からそうだ」と解説した。ドゥテルテ市長も昔、ダバオ州知事だった父とコンビで政界に登場したという。 副市長に立候補する野心があるとうわさがあったアビラ市会議員も「そうなれば支持するよ」とあきらめ顔。一部には「違法ではないが、全く倫理に反する」とか「欲が深すぎる」という声もあるのだが。(1月31日・サンスター電子版)