ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2007.2.5|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
米兵も銃携帯禁止?
ジェネラルサントス市のホテルバーでこのほど、民生支援任務で滞在中の米陸軍工兵部隊所属のスティーブ・サンダース曹長が地元記者団と口論になった。同曹長はラジオ局の記者を殴ったといわれるが、さらに拳銃を抜き出して脅したのが周囲の人の目にとまった。
米兵のやり過ぎだったが、問題は折りから中央選管と国家警察が協力して、五月の統一選挙まで銃器の無許可所持を厳しく禁止していること。
拳銃禁止と「比米訪問軍協定(VFA)」とはどっちが優先するのかというややこしい議論になり、アバロス中央選管委員長も調査を命じた。しかし国軍は報告を出さず、国家警察も「軍が出たので何も知らない」と君子危うきに近寄らずの構えをとっている。(1月23日・ブレティン)